クリープハイプ「憂、燦燦」歌詞の意味を独自解釈して考察!タイトルの意味が深い!

メイ

尾崎世界観がお送りする歌詞の世界観に注目の1曲。

「憂、燦燦」

本楽曲のタイトルはクリープハイプから生まれた完全な造語であり、タイトル設定までの裏話にも「クリープハイプらしさ」が秘められています。

では、一緒にクリープハイプの世界観に潜り込んでいきましょう。

歌詞

小さな約束も守れないから
大きな欠伸でごまかしていたな
小さな幸せも見つけられないから
大きな目から涙を流してたな

愛しいだけじゃ足りないし
嬉しいだけじゃ不安だし
優しいだけじゃ意味ないし

連れて行ってあげるから 憂、燦々
離さないでいてくれるなら
何でも叶えてあげるから
連れて行ってあげるから 憂、燦々
離さないでいてくれるなら
何でも叶えてあげるから

これからあたしたちどうなるのかな
今どうでもいい事考えてたでしょ

憎しみだけじゃキリないし
悲しいだけじゃ不満だし
厳しいだけじゃ笑みないし

連れて行ってあげるから
こっちにおいでよダーリン
離さないでいてくれるなら
いつでも許してあげるから
連れて行ってあげるから
こっちにおいでよダーリン
離さないでいてくれるなら
いつでも許してあげるから

どこにでも どこにでも どこにでも
どこにいても どこにいても
どこにいても

連れて行ってあげるから…
離さないでいてくれるなら…

連れて行ってあげるから 憂、燦々
離さないでいてくれるなら
何でも叶えてあげるから
連れて行ってあげるから 憂、燦々
離さないでいてくれるなら
何でも叶えてあげるから

作詞作曲:尾崎世界観

タイトル「憂、燦燦」の意味

メイ
明確にタイトル解釈をする為に、知っておきたい情報が1つ!
それは、本楽曲「憂、燦燦」
資生堂 日焼け止め「ANESSA」のCMソング
だったということです。
懐かしみたい人もいると思いますので、
当時の動画を埋め込んでおきます。

ここからがタイトルにまつわる話ですが、

クリープハイプは、
タイアップが決まった際に

YOU SAN SAN
(あなたは太陽みたいに輝いている)

というフレーズを入れて欲しいと依頼されたそう。

だから、タイトルもサビも

「ゆうさんさん」

というフレーズが入っているのです。

しかし、後述していく歌詞考察でも明確になりますが、本楽曲は女性目線で綴られる「憂鬱じみた切ないナンバー」です。

そして「YOU SANSAN」というのは、
クリープハイプのイメージに合っていない。

そのような理由で

憂鬱の「憂」

光り輝く「燦燦」を合わせた

「憂、燦燦」

という楽曲タイトル名になったそうです。

メイ
本当にクリープハイプらしい背景。

「憂、燦燦」の登場人物

まず前提として

主人公は「あたし(女性)」です。

PVのように、自己肯定が低く、
流されやすいという特徴が当てはまります。

そして歌詞中で「ダーリン」と呼ばれる男性は、

主人公の交際相手。

PVのように、だらしなくぶっきらぼうな性格。

メイ
この二人を軸に物語は展開されていきます。

「憂、燦燦」の歌詞の意味・考察

相手を信じることができない

小さな約束も守れないから
大きな欠伸でごまかしていたな

作詞作曲:尾崎世界観

自分の都合で約束をはぐらかすほど、

いい加減な彼氏。

そして、その彼氏は主人公を、

「いい加減に誤魔化しても大丈夫」

だと認識している。

小さな幸せも見つけられないから
大きな目から涙を流してたな

作詞作曲:尾崎世界観

そんないい加減な彼氏に寄り添うことで

小さな幸せを手に入れてようとするものの

「大切にされている感」

は全く感じることができないでいる。

流されやすく、自己の感情表現に乏しい主人公は、誰もいないところでただただ泣く。

メイ
ここまでを見ると「彼氏最低だな!」と感じるかも知れませんが、問題は彼氏サイドだけではないのです。卑屈過ぎる主人公の性格にも問題があるのです。まさに、こういった関係を築きやすい性質なのです。。。

愛しいだけじゃ足りないし
嬉しいだけじゃ不安だし
優しいだけじゃ意味ないし

作詞作曲:尾崎世界観

  1. 愛しい
  2. 嬉しい
  3. 優しい

と一般的に満足できそうな感情。

これで、主人公は満足できないのです。

 

これは主人公の過去が関係しているのでしょう。

自己肯定感が低く、流されやすい性格をしているだけあって、裏切られやすい性質なのです。

「相手を信じたいけど信じれない」

だから、一方的に愛しく感じたとしても、相手からの愛を感じないから意味ないし、嬉しいことが起きると、その分悲しいことが起きたときの落差が大きいから不安になるし、優しさだけで交際が上手くいくという甘い考えはとうに捨てているから、意味ないと感じているのです。

メイ
これ絶対、共感性高いやつ。

それでも維持したい

連れて行ってあげるから 憂、燦々
離さないでいてくれるなら
何でも叶えてあげるから
連れて行ってあげるから 憂、燦々
離さないでいてくれるなら
何でも叶えてあげるから

作詞作曲:尾崎世界観

ここでタイトルの「憂、燦々」が登場。

メイ
こちらについては、タイトル解説で語りましたが、歌詞を読み解いていく事で、更に意味がハッキリしました。

「憂」というのは、まさに主人公の状態。

「憂鬱」を指している。

そして「燦々」も、同様に主人公の感情。

憂鬱を感じてても愛情があるから

「憂、燦々」

というどちら付かずの感情を抱えている。

 

そして

「離さないでいてくれるなら」

というのは

小さな幸せ以下の現状を維持したい

という主人公の切望が表されている。

幸せには程遠い

これからあたしたちどうなるのかな
今どうでもいい事考えてたでしょ

憎しみだけじゃキリないし
悲しいだけじゃ不満だし
厳しいだけじゃ笑みないし

作詞作曲:尾崎世界観

日々の憂鬱が積み重なり、
投げやりな言葉が口からこぼれる主人公。

その都度、彼氏は不機嫌になる。

  1. 憎しみ
  2. 悲しみ
  3. 厳しさ

が自分たちの主な構成要素。

「圧倒的に幸せとは程遠い」

しかし、そう分かっていても、
彼から離れられないのです。

メイ
いったいどこで尾崎さんは、これ程の女性心を学んだんだ、、、

愛は残っている

連れて行ってあげるから
こっちにおいでよダーリン
離さないでいてくれるなら
いつでも許してあげるから
連れて行ってあげるから
こっちにおいでよダーリン
離さないでいてくれるなら
いつでも許してあげるから

作詞作曲:尾崎世界観

ここの「ダーリン」

主人公から彼氏に対する愛が垣間見える。

メイ
恨んでいる相手にダーリンなんて言いませんもんね。

都合のいい女

どこにでも どこにでも どこにでも
どこにいても どこにいても
どこにいても

連れて行ってあげるから…
離さないでいてくれるなら…

作詞作曲:尾崎世界観

繰り返される

離さないでいてくれるなら…

から縋りついている主人公が目に浮かぶ。

メイ
悲しいループですね。縋りつくたびに「都合のいい女」というポジションを確立させていくだけなのに。。。

憂、燦々

連れて行ってあげるから 憂、燦々
離さないでいてくれるなら
何でも叶えてあげるから
連れて行ってあげるから 憂、燦々
離さないでいてくれるなら
何でも叶えてあげるから

作詞作曲:尾崎世界観

彼との日々の大部分が憂鬱で構成されていたとしても、小さな幸せを感じる瞬間が確かにある(あった)のでしょう。

憂鬱の中に僅かに垣間見える光。

それが「憂、燦々」の正体だったのです。

まとめ

卑屈過ぎる主人公の物語。
憂、燦々というタイトルは主人公の心情を表している。
尾崎さんの女心の掌握がすごい。

 

メイ

いかがでしたか。キラキラした恋愛だけしか経験したことのない人は「ひどい恋愛」だなと感じたかも知れませんが、私が確信して言えるのは、このナンバーの共感性は絶対に高いということです。

なぜなら、恋にはお互いの気持ちを長時間均衡に保つ力がないからです。どちらかに重りが偏ったシーソーのように、時間の経過は確実に均衡を壊していきます。そして重たくなった方は、疲弊し憂鬱を感じてしまうのです。

人間味の深いナンバーだったのではと思います。